この治療法こそ貴重な「ほんまもの」の健康法を説いているということを確信すると共に、その偉大な効果に驚嘆している次第です。よくぞここまで真理を解明されたことかと、いまさら、大杉幸毅先生の深遠なる御学究に敬服するほかございません。大杉先生こそ「世界的な名医」であると確信しました。できれば、日本の国民すべてに、この療法を知っていただきたいものと念願します。
(「血液循環療法入門」拙著より抜粋)
マッサージとの違い その2
医学洗脳された方には信じられないかもしれませんが、高血圧、心臓病などの生活習慣病や内科系疾患にも有効なのです。何故なら、
血液循環療法は腹部施術をしますから、胃、腸、肝臓、腎臓、膵臓などの内臓疾患や心臓病、高血圧などの内科疾患にも有効で、多くの治癒例があります。マッサージではそのような効果は期待できません。
血液循環を良くすれば血圧は適正値に下がる!!
加齢とともにいつの間にか血圧が上がる。なぜでしょうか?
それは何らかの原因で血流が悪くなったので、体の恒常性維持機能が働き、末梢に十分血流を送るべく心臓が一生懸命働いて高くしているのです。それを降圧剤で無理やり下げると血流不足になり、脳梗塞や認知症あるいはガンになりやすくなるのです。最近認知症やがんが急増しています。血液循環療法を施して全身の血流をアップすれば自然に血圧は適正値になるのです。特に有効なのはお腹の大動脈の施術です。お腹の大動脈が硬化すれば血管壁の弾力性がなくなるので血圧は上がります。大動脈を直接ジワー・パッすれば血管壁の循環が良くなり柔軟性を取り戻し血圧も自然に適正値になってきます。
高血圧と眼底動脈瘤が治った!
神戸市にお住いのKさん(64歳、女性)は心筋梗塞のためステントを装着しています。血圧は病院で測定すると200/100で、自分で測定するよりもはるかに高く、降圧剤を出され仕方なくのんでいます。右の総頚動脈は50%の狭窄が見つかっています。本人は降圧剤から早く脱却したくて来院されました。肥満気味で瘀血度が高く多くの愁訴があります。お腹は大動脈が硬く、後頚部と背腰部の筋群が異常に硬くなっていました。遠方の為、月1~2回しか来院できないので、少食(玄米、青汁)、ウオーキング、早寝早起きをやってもらうようにしました。2か月後には体重が3Kg減少し血圧も低下してきました。その後、眼底出血し、眼底動脈瘤が見つかり手術をしなければいけないといわれましたので目の治療もやりました。すると4か月後の検査で眼底動脈瘤が治癒していました。6か月後には血圧も正常値になり、降圧薬は出されなくなりました。その後3か月経過観察しましたが正常値を保っていましたので治療を終了しました。(「症例研究第19号」より)
意識不明が蘇る!!劇的な効果を体験
症例1 急性心不全 八十七歳 男性
血液循環療法の威力を実感した最初の体験。ある朝、師匠がお祈り中に倒れた。知らせを聞いて駆けつけると、師匠が神棚の前に意識をなくして横たわっていた。直ぐに手を取って脈を診た。かすかに早く不整に打っていた(心房細動)。顔は血の気がなく、手は冷たく、頬を叩いて呼びかけたが反応はなかった。師匠から習った心臓病の治療を試みるしかないと思った。師匠を仰向けにして心窩部を押圧してみた。習った様に抵抗があるわけではなかったが、押圧を繰り返した。しかし、反応がなかった。これではだめだと思い、もっと深く押圧してみた。すると、深いところで弱々しい脈を感じたので、今度はこの脈感(手応え)を感じながら押圧を繰り返した。すると、何回か押圧を繰り返すうちに、師匠の顔に表情が出てきた。更に押圧を繰り返すと、意識が戻ってきて完全に回復した。全く後遺症はなかった。
またその後に、私の目の前で心筋梗塞の発作を起こして意識をなくした七十歳代の男性を、直ぐに治療をして意識を回復させたことがある。
症例2 心筋梗塞 五十七歳 男性 医歯薬予備校理事長
心臓発作を起こし、仙台市立病院に三ヶ月間入院し、バイパスが形成されたので手術は見合わせた患者だった。しかし、治った訳ではなく息苦しいなどの自覚症状に苦しんでいた。三十回加療して心窩部が柔らかくなり、自覚症状もなくなり肥満体もスリムになった。その後三ヶ月間経過観察したが変わりなく、元気になった。
症例3 特発性心筋症 六十七歳 男性 無職
仙台国立病院で十日間検査入院して見つかった。タバコを一日百本吸うヘビースモーカーであった。現代医学の治療法では心臓移植しかない難病である。心窩部の大動脈が硬化が激しく、特に腎動脈分岐部の硬化が激しかった。一回の治療に一時間半を要し、四十回まで毎日治療し、大動脈が軟化し、最後に現れた心窩部深部の抵抗感も軟化したので、一週間おきにした。六十一回(六ヶ月目)で体調が良いので治療を終了した。体重は肥満体であったのが5,5キロ落ちた。それから六ヵ月後、国立病院で検査を受け、良くなっていることを確認した。
マッサージとの違い その3
捻挫、リウマチなどの炎症性疾患・熱性疾患も適応
ソフトな手技ですから打撲、捻挫直後や慢性関節リウマチなどの急性炎症期であっても施術可能で即効性があります。37度台の微熱があってもソフトな手技ですから全身治療が可能で解熱効果があります。
例えば、原因不明の発熱が続き入退院を繰り返していた高校生を軽く全身施術して1回で回復した症例があります。
マッサージは炎症性疾患や急性期は禁忌です。マッサージの適応症は慢性運動器疾患のリハビリと併用する機能回復のみなのです。
慢性関節リウマチー早期に治療すれば完治可能
治療法
症状の出ている患部(主に手、足などの関節)を重点的に治療し、腹部治療を含めた全身治療を施術する。発症してから早期に治療すれば完治する。炎症期は、患部の痛みが激しいので細心の注意を払って過刺激にならないように治療する。上手に治療すれば痛みは直ぐ取れる。過刺激になると炎症を悪化させる恐れがあるので注意する。重症者は毎日加療し、好転してきたら治療間隔を空けていく。慢性化したものは根気よく治療を継続すれば良くなる。関節の変形、拘縮して固まったものは完全に治すのは困難だが、病勢を止め、痛みを取ったり、症状を改善することは可能。ステロイド剤や抗リウマチ剤、抗炎鎮痛剤を長く服用するほど治りが悪くなる。
症例1 六十歳 女性 主婦
足の裏が痛くなって病院に行き、血液検査をしたら「リウマチ」と診断された。両手指、手首、肩関節、膝関節にも痛みが出ていた。病院から出された薬を飲んだが痛みが治まらず、胃の調子が悪くなり、肝機能も低下したので薬を変えてもらった(ステロイド剤服用)。症状の出ている部位を重点的に治療し痛みが軽減する。遠方でしかも仕事を持っているので月に数回しか通院できなかったが、発症してからまだ四ヶ月目だったので、十回の加療(九ヶ月目)で症状が良くなった。その六ヶ月後来院され調子よくなったと報告。その二年後、娘さんが体調を悪くして来院し、母が良くなっていることを報告。この例は、発症してから早期に治療したので早く良くなった。
症例2 四十一歳 女性 主婦
発症してから九年目で、杖を使っての自力歩行は少し可能だが、座ると自力で起き上がることが出来ず、トイレにもいけない、箸も使えないので介助が必要な状態だったので、患者の姉が付き添って、当院近くの旅館に泊まりこみ、私がその旅館に出張して治療した。発症してから病院に通院し薬物療法を続けていたが、関節の症状は悪化していった。薬はステロイド剤、抗リウマチ剤、解熱鎮痛剤、胃薬を一日三回服用していた。上肢、下肢の関節の炎症、骨格筋の硬化、腹部は肝臓の硬化などに重点を置き、最新の注意を払って丁寧に治療すると一回の治療に二時間近く要する。治療後症状が軽減し、三回の治療後正座が出来、四回の治療後自力で立つことが出来、五回の治療後杖なし歩行が少し可能となった。十回目から薬を少しずつ減らしたら微熱や痛みが出た。二十九回目から熱が下がり、痛みが出ても治療すれば良くなった。四十四回目、自力で入浴出来て洗髪できるようになったので姉が帰った。五十七回目から自力歩行の距離も伸び、旅館の周辺を散歩する。平熱の日が多くなったので、六十二回目からステロイド剤を止めた。百回の治療で日常生活には不自由ない状態まで回復したので、治療を終了し自力で東京に帰った。その後、実家の鹿児島に独りで帰郷できたとお便りがあった。
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